#たまこラブストーリー 感想および #けいおん との比較(ネタバレ注意

一応ネタバレ踏まないようにしたつもりですが不十分なので映画未見の方は読まないほうが良いかもしれません。
中には伏せる気なしだろうと自分でも思うところもあるぐらいなので。

16日に「たまこラブストーリー」を鑑賞してきたので感想。まあ一部twitterでも述べてますが。
最初は初日にでも観に行きたかったですが予習のためにテレビ版を見てたら今月15日までかかり、その日は時間の都合上鑑賞できなかった*1ので翌日の16日にした次第です。
余談ですが本編は77分ぐらいらしいので自分が今まで観た映画の中で上映時間最短かもしれません。*2

*1:そのかわりアメイジングスパイダーマン2は鑑賞できましたが。

*2:一番長いのは「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で179分

同時上映の「南の島のデラちゃん」のデラが相変わらずすぎるwまあだからこそいいんですけどね。あと序盤の「松竹映画」の演出が良いw

因みにモチマッヅイの2人+1羽は本編にもちょっとだけ出てます。

若い時の青春というものは甘酸っぱさや焦り、拙さでドギマギするものだっていわれると結構納得できます。たまこももち蔵もそれゆえ互いが気まずくなりましたがすべてが終わって何十年かたった時にはきっと笑って語れることになってるでしょう。大概のケースがそうであるように*1。

うさぎ山商店街の面子の様に「変化しないからこそいい」というものもあるけどそれは「刻一刻と変化を続ける中で大事なものは変化しない」からいいということなんでしょうね。人は良くも悪くも変化していきますがそれは新しいものが見えてくるということだしいいことなんだなって。

それに動かず後悔するよりは動いて後悔する方がモヤモヤしないのだからどこにでも行ける若いうちにこそ動いて動いて…なんでしょう。*1
もち蔵もたまこに告白したことで距離が縮むどころか気まずくなって遠ざかり、川に向かって叫んだりたまこと病院で再会した時は「なかったことでいいよ」っていったりしてましたがその後変化を遂げいろんな新しいものを見つめる事のできたたまこが京都駅で返事を返してくれたので動いてよかったんです。

*1:かつてE120型カローラ北野武さん出演のCMでも「変われるって、ドキドキ」ってありましたしね。

豆大さんと吾平さんの喧嘩は見てて「相棒」の伊丹さんと亀山さんを髣髴とさせてました*2が、あれ程度想定はしてたものの互いに喧嘩できるからこそなところもあったわけで吾平さんがいないと寂しさを感じる旨を豆大さんがもち蔵に告げるシーンは「やはりそういうものなんだね」って思います。

ラストの展開的にこの先もうさぎ山商店街では彼らの喧嘩が見られることでしょう。

たまこはいい友人を持ったなあやはり。特にみどりは終盤でいい仕事してますしかんなや史織の言葉がたまこを成長させ見つめ直すきっかけを作ってますから。

オープニングとエンディングの「恋の歌」*3とエンディングの「プリンシプル」がまた素晴らしいです。プリンシプルはたまこではなく洲崎さんの名義なので含めるべきか悩みますがTV版のOP&EDと比べて大人びた声だったので「成長を遂げたたまこ」の感じがしていいなと。

とにかく、すごくよかったです。
ベタなところもあるのでしょうがこの歳でありがちなことで自分だって思い返してみれば思い当たる節が幾つかあります。
テレビ版の評価はよくないけど劇場版の評価は良い、という人が多いのがわかります*1
けいおん」風の絵柄が苦手な人もいるでしょうが強制はしないもののそれで観ないのももったいないかと。

因みにテレビ版は見てなくても問題はないですが観ておいたほうが頭に疑問符を残さず済むと思うので観る前でも後でもいいので全話見たほうがいいかもしれません。まあ「できれば」でいいですが。
テレビ版の評価が芳しくないのでもしかしたら苦痛になるかもしれませんがそれでも9話は鑑賞前に絶対見たほうがいいかもしれません。重要になりますし評価が高いので。
あとそれ以外だと第2・4・7話あたり観とくと良いかもしれません。

京都駅でたまこがもち蔵に思いを告げるところで映画は終わりそのあとたまこ歌唱の「恋の歌」、洲崎綾さんの歌う「プリンシプル」が続きしばらくして明るくなりますが、パンフレット裏表紙に描かれたその後のシーンに「おっ」っとなりました。
この後の展開は不明ですが観る人それぞれの想像に任せるってことなのでしょうし描かなくて正解でしょう。とりあえず自分としては

*1:ただ自分はテレビ版も好きですが。真剣に見るより仕事帰りに軽く見る程度の感じで見たほうが楽しめるかと。

東京の美大に行かず地元の大学に通い、たまにデートしているたまこともち蔵、鉄拳覚悟で豆大さんに「娘さんをください!」と頭を下げるもち蔵、もち蔵との子供を抱いてるたまこと豆大さん、祖父の福さんで写真を撮る姿が頭に浮かびます。

pixivで挙式姿のたまこともち蔵の姿を描いた絵でも探すか…。一応絵になりそうだし。

東京の美大に行きながら遠距離恋愛するたまこともち蔵、大学を卒業し地元に戻り大林宣彦監督みたくうさぎ山三部作なんてのを映研仲間と作ってるもち蔵の姿とかもありかもしれません。あとは鉄拳覚悟で(上と同じ

この二つが思い浮かびます。でもやはり観客それぞれの解釈にゆだねるの方がいいと思うので公式には描かないでほしいですが。
なお、「東京の美大に行く」のルートだといざ地元に戻ったときにたまこが見知らぬ男と結婚していた、ってなりかねないからもち蔵は上京すべきでないとの意見もありました。それもそうだしその意味では前者だなと。

折角なので「けいおん」と比較してみます。

これに関しては賛否ありそうですが、全体的にいって「けいおん」が「ヒロインたちが3年間で成長していく姿」と「変わらない日常」を描いているのに対し、「たまこまーけっと」「たまこラブストーリー」では「変わらない日常」が描かれているのは同じですが前者では「ヒロインの成長があまりなく」*4後者で「周りが変化しつつある中で変化してないヒロインがふとしたきっかけで徐々に変化を遂げていく」という構成になっているように自分には思えました。

なので趣は若干異なることもあり*1「似て非なる」といったところでしょうが、一括してるか二分割してるかの差という点では同じなのでしょう。

*1:例えばけいおんでは学校のシーンが多くプライベートが少ないのに対したまこまーけっとは見たところ逆。たまこラブストーリーは学校の割合が増えている。

ヒロインに関してはどちらも顔*5、人間性*6は似てますが、あくまで推測ながら唯ならたまことほど恋沙汰に鈍いことはないと思われます。あと先述の通り作中徐々に成長していってるかほとんど変化を遂げてないかの差も。

中の人はどちらも1986年生まれで、豊崎愛生さんは10月28日、洲崎綾さんは12月25日なので学年的にも同じです。声質は前者は特徴的で後者は普通かと*1

因みに唯とたまこは自分の好きな京アニ作品ヒロインです。まあどっちの方が好きかは決まりませんが。
成長を遂げてるという意味では唯の方がいいけど家の手伝いの点ではたまこの方がいいかもしれません。ただ後者の場合劇場版で成長を遂げましたし…。でももち蔵がいるし…。って二次元キャラ相手に何を言ってるんだ自分。
あと記事とは関係ないですが中の人2人の直接共演とか見てみたいです。間接的になら超電磁砲Sにあった記憶がありますが…。

本題に戻りますが、変わらない日常に関しては「人生というのはあまりビッグイベントなんて起きないよ」って言ってる人もいますしそういうものでしょう。だけどそれがまた楽しいといったところをけいおんで主に描かいてるのでしょう。
とはいえ変わりないように見える世界もいろんなところで「変化」は起きてます。ただし3.11のような意味合いで無くローカルな、作中におけるモチマッヅイ家の来日、もち蔵の告白、福さんの緊急搬送のことですが。
その中でたまこが成長していったというのはいいことに違いありません。たまこラブストーリーで主に描かれているのはそういうところでしょう。
またけいおんの方でも唯は軽音部入部、あずにゃんの入部で後輩ができたこと、憂の風邪等を通じ自主的に動けるようになるなどの成長を遂げましたし澪だって他の面子との出会いで恥ずかしがりやでチキンなところがあったのが人前でボーカルを務めたりロミオ役をやったり、自らのファンの為に一肌脱いだりできるようになりました。これもまた魅力といえるでしょう。

あと、丸投げみたいな感じになっちゃいますがこちらのサイトhttp://kagehinata64.blog71.fc2.com/blog-entry-743.htmlも参考にしてもらえればいいかもしれません。

*1:まあ自分にとってはどちらもかわいい声ですが。後者の場合「プリンシプル」の時の声がまたいいです