『AKIRA』感想

rx-82004-12-02

スマステで紹介されてたので7月にDVD借りて見ました。
凄い作品です・・・。青二才の僕が言うのもなんですが、大友監督はやはり考えてます。
BGMも興味をそそります。

で、ストーリーの感想ですが、いきなり東京が光に飲み込まれたと思ったら、金田率いる健康優良不良少年とクラウンの抗争、鉄雄がラボに連れ去られて超能力を得る・・・。いやあ、すげぇテンポですが、もしあのとき鉄雄が前見ながらやれば運命が変わってたと思うと恐るべし。
血まみれの男が老けた子供連れて歩く様もその後の一斉掃射も見るのこれが初めてです。つーか老けた子供3人って・・・。

にしてもクラウンって見境がないなと思いました。ボウリング場前でのシーンでカオリまで襲うって・・・。しかもそのカオリは最後あんな展開になるなんて・・・、可哀想。ミヤコ様にも当てはまることですがぞんざいに扱ってるなと思いました。
カオリなんか本当に幼気で出てくる女性キャラの中で一番好きなだけに、もうちょっと慎重に扱ってほしかったです。

それにしてもケイを追いかけて金田も仲間入りとは・・・。「『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』っていうでしょう!?」と言う台詞が面白かったです。

ラボでのシーンの感想ですが、「ブランコロンブランコロン〜♪」ってBGMが凄い不思議に感じました。それ以上に熊のぬいぐるみや鉄雄の本格始動の方が印象に残りましたが。
その後の鉄雄は金田のバイクはどうでも良くなり、人殺しをいとわなくなり、遂には山形を・・・。なんてこった。

オリンピック会場での戦いは圧巻の一言ですが、膨張する鉄雄を見た瞬間に「えっ、こんな展開!?」と思いました。

金田のバイクは個人的には一番好きな二輪です。鉄雄が「このバイクに何かあったらぶっ殺す」と言ってただけあります。*1
ポピニカ魂の奴買っといて良かった。

それにしても鉄雄は劣等感の塊だったんでしょうか。何か僕もある程度気持ちがわかる気がします。

とにかく生きてる間に見られて良かったです。

*1:しかしカオリが教われた際にもこの類の台詞は言ってほしかった気が