考察

rx-82008-06-09

先日映画「SS」の感想を書いたのですが、ちょっとネタが物足りなかったので改めて書きます。
もっとも、評論家ではなく10代後半の青二才の意見なので読んだ人が悪い感を受けなければ良いのですが・・・。

まず、原作と違い、実写版のテーマは、「疲れた親父の為の映画」のみならず、「過去の失敗から疎遠になった2人がどう和解するか」というのもあったように感じます。
全日本ラリーのシーンが多用されてるのもきっとその為なのだろうと思います。

RS200がフォーカスRSワールドラリーカーになったのはスタリオン4WDを「昔の人間」、フォーカスを「今時の若者」という立場に置こうとしたのだと感じます。
そういうのもあって、「変更には意味があったんだな」と感じるようになりました*1
でもやっぱりRS200の方が良かったかな。少なくともこの場合、「同じ想いを共有する2人」と言う間柄に感じます。

でもこれがポルシェ959だったらどうなったろう・・・。あれも本来のカテゴリーには出られなかったからスタリオン4WDと同じ境遇だし、栗原なら持ってそう。
けど959はむしろバブルを象徴する車と言う印象の方が強いな・・・。しかもパリダカやルマンにも出てそこそこの実績も挙げてるし。
やっぱり実績とカテゴリーでRS200のほうがいいのでしょうか?
いずれにせよ、スタリオン4WD、RS200,959、この3台が好きです。

ちなみに配役に於いて、ダイブツ役に船越さん、栗原役に生瀬さんと言ってましたが、それぞれ赤井英和さん、西村雅彦さんと言っておられた方も居ました。
後者は最初、「え?」と思いましたが、後に「頭頂部のこともあるし、眼鏡をかけた姿を想像してみると実はアリなのだ」と思いました。
赤井さんに関しては、ボクサー人生を諦めたこともあってか、納得がいきました。同様の理由で行くとトミーズ雅さんでも大丈夫でしょう。

カーバトルシーンは、他の人もそう思ってるように、「遅かった」です*2
けどそこが主題じゃないってことなのでしょうか。いずれにせよそこは手抜きしないでほしかったな。

原作の最後にどうなったかは不明ですが、僕の解釈では警察に見つかる前にスピードを落としきっていて大丈夫だったろうと思います。
その後、スタリオン4WDでパリダカに出場、見事完走した・・・、と考えてます。けどもしかするとはずれかも・・・*3
その様子をTVでカブキやギラ子、志村、ブンブク、阿久津、朝風マリー...etc が見てたらどう思うでしょうね。

実写版はどうだろう。パリダカ出場のシーンが無いからスタリオン4WDは差し押さえられたとかなってないよね・・・?
まあ、多分ラリージャパンで成績を上げたらスタリオン4WD出場するんだと思いますが*4


次に「On Your Mark ジブリ実験劇場」に関して、「SS」同様、終わりがはっきりしてませんでしたが、個人的にこんなストーリーを考えてみました。
公式じゃない上に若干唐突なので受け入れられないかもしれませんが・・・。


少女を逃がしてから、地下に戻る途中の2人。
「上の方に無断で逃がしちゃったけど大丈夫かな?」と言う警官B*5に対し、
「警察が真実を知ってるか知らないかはわかんないけど真実を隠蔽しようとする政府の思惑に踊らされている警察で働くぐらいならこっちからやめてやる」と切り返す警官A*6
警官Bはこの言葉を聞き、自分たちの行いが間違いではないと確信した。


地下に戻るなり、2人は警察に捕まってしまった。
しかし、真実を漏らされたらと内心ヒヤヒヤしている政府は2人を釈放させ、庁舎に呼んだ。
庁舎を見た2人は内心、「たいしたモンだぜ。」と思っていたが、そう思ってからすぐに長官室に到着した。
そこには如何にも位の高そうな長官がいたが、彼は2人に対し、「見返りは何でもやるから真実を黙っといてくれ」とビクビクしながら頼んでいた。
だが2人が口を揃えてした返事は
「何でもですか? 真実の公開はどうです?」
予想外の台詞に戸惑う長官。彼の姿を尻目に2人は長官室を後にした。
この後の顛末を知らずに。


「さて、何処に公開しようかな・・・。信用されないかもしれないしなあ。」 2人はそう考えながら歩いていた。
すると突然、工事中のマンションからまさに2人の頭上すれすれのところに鉄筋コンクリートが落下して来たのだ。
何が起きたんだ!? そう思いながら上をふと見つめると、前に一斉襲撃を行なった教団の残党の姿があった。
残党は逃げようとするも、時遅し。2人は追いつき、羽交い締めにした。


2人は残党に話を聞いた。すると、残党曰く、「政府の○○長官から頼まれた」とのことだった。
どういうことだ!? さらに聞くと、
残党:「何年か前、腐海除去の為に政府はその真上に新型爆弾を投下し、周辺住民を避難させたのだが、爆弾の規模が思ったより大きかったようで、住民の避難地区まで威力が及び、当時6歳の少女を除いて皆死んでしまったのだ。」
警官A:「それがあの少女か!?」
残党:「そうだ。我が教団は地下への移動の際、既に羽が生えかけていたその少女を一緒に連れて行ったのだ。
その少女が腐海近くの住民の生き残りと知り、そこからどんどん新型爆弾の真実に近づいていったのだが、間もなくして、政府から『その少女の身柄を渡す代わりに真実を黙っておいてくれ』と言われたのだ。」
警官B:「その新型爆弾がどんな影響を及ぼすと言うんだ!?」
残党:「よくわからんが、爆風から少量の放射能が検出され、それによって少女から羽が生えたんだろう。」
残党からいろいろな真実を聞かされた2人は顔が青ざめていた。
こんな事実があったのかよ...。

すると突然、

パンパンパン!!

100m先のビルから銃弾が!!
2人はなんとかかわしたが、残党は銃弾をもろに食らって即死だった。
しかし、相手のスナイパーがマシンガンに換え、かわしきれなくなって来た。そして、頭の方に...。
2人は諦めかけて目を塞いた。しかし目を開けると銃弾が頭の寸前で止まって宙に浮いていて、その後、コトッと音を立ておちた。
何が起きたんだ? そう思った2人の前にあの少女の姿が。
これも新型爆弾の影響か否かは不明だが、少女には超能力があったのだ。
その後、超能力で100m先のスナイパーは崩れ落ちた...。

それにしても何故戻って来たんだ? 少女に理由を聞くと、
「わたしの恩人であるあなた方2人のことが忘れられなかったんです。
肉親も友達も爆弾の犠牲になって寂しかったし...。」
その後、少女はこういった。
「あなた方2人と同居したいのですが、構わないでしょうか?」
2人は、「危険だからやめた方が良い」と言ったが、それでも少女は諦めなかった。
結局2人は少女の思いに折れて同居することにした。

しかし防御しきれるのだろうか...? その疑問は意外とすぐに解決した。
実はとあるルポライターが偶々スナイパーと長官の相談の様子、スナイパーの銃撃*7をスクープしていたようで、それが週刊誌に掲載されたのだ。
これによりマスコミから叩かれた長官。結局辞職する羽目になったようだ。

こうして不安の種は消え、その後、少女の為の下着や衣装を購入し、3人は同居を始めた。
人との交流はなかったが、元々明るい子だったのだろう、すぐ打ち解けた。
その様子を見た2人の顔には笑顔があったのだった。


僕の思いつく範疇はここまでです...。賛否両論は免れないか...?

いずれにせよ、「On Your Mark」「SS」ともに「最後は見る側の想像に任す」ってことなのでしょうか。
てか「On Your Mark」の実写版があったらどうなるんだろう...。

長々と申し訳ありません*8

*1:だからこっちからすれば、むしろ変更してよかったような気さえします。

*2:スタリオン4WDやR32型GT-Rはそうでもなかったけど。GT-Rはむしろ「速っ!!」って思いましたし。

*3:そうでないことを祈るしか無い・・・。

*4:けど現実じゃあ、2008年はパリダカ中止だし・・・。それを考えればラリージャパンの設定で良かったのではないかと思います。

*5:CHAGEさんの方

*6:ASKAさんの方

*7:先述

*8:自分でもここまで長くなるとは思いませんでした。正味執筆に2時間強かかったので