「MW」感想
原作を読んだ人からすれば賛否両論がでない筈が無いと思いました。
個人的には面白くて好きですが、反面、同性愛描写が割かれ*1、結城の方が賀来より優位にたち*2、終いには玩具扱いなので原作を踏襲しきれておらず、賛否両論出ても無理無いと思います。
ただ個人的にはその設定も不満は無いですし、現代的解釈でいけばこれもアリだと思います。ある意味踏襲しきってる所もありますし。また、原作ではきっとそうなってたろうと言うラストだったので良かったです。*3
結局の所、良かったけど原作と比べると消化不良な面がある気がするので原作の方を後で読んだ方が良いかもしれません。
「原作と切り離すべき」「1つの章にまとめずに複数章にすればよかったのでは」という意見には賛成です。
続編を制作して完全消化させる手もあると思うのでまだ何とも言えません。
ここまで批判した作品は初めてかもしれませんが、見る価値はあると思います。
「第0章」とも連なってますし。あれも「大事な人の為に何が出来るか」という意味で良い作品でした。
にしても結城は人を弄ぶというか試すのが好きなのでしょうか?
flumpoolによる主題歌はかなり良かったです。レビューで批判してた人もいましたが、曲自体は内容的には作品を踏襲しているので批判するまでもない気がします。それに、仮に続編があるとしたら*4効果的だった気がします。
もっとも、批判した側の立場に立てば本編が終わりきってから流した方が良かったかもしれませんが。
ところで話題的にやや脱線してますが、結城が上司を落とすシーンで家電量販店のネオンがやけに気になりました。
石丸電機、ラオックス、オノデン、ソフマップ、サトームセンとありましたが、確かサトームセンは今は無いんじゃ・・・。*5