「PSYCHO-PASS」の結末について拙い考察(ネタばれ注意)+α

まあそもそも考察にすらなって無いですが…。

早い話、「歴史は繰り返してしまう」ってことなんでしょうか。
なにしろ常守が霜月に、宜野座が常守に、狡噛が宜野座になってるものの最終回ラストは初回序盤と同じ展開でしたから…。しかも宜野座に関して言えば父親である征陸さんと同じく左腕を失ってるし。
となるともしかしたら

  1. また新参者が入った際、霜月は宜野座や常守がしてきたのと同じ説明を行う。
  2. 常守は最終的に執行官堕ちしてしまう。
  3. 宜野座が最後に殺人者となるor誰かを守るために命を落とし、その守ろうとした人物は左腕を失う。
  4. 六合塚が超極秘事項にふれ粛清される。正直縢の時のは誰がなっててもおかしくなかったし。
  5. 狡噛が槙島のポジションに立ってしまう。

なんてことになりかねないかもと。まあ状況が違うのでならないかもしれませんが。たとえば

  1. 常守のあの色相が濁り難さからすると執行官堕ちはなかろうかと。また思想が変わって無ければ宜野座みたく「監視官と執行官は距離をとるべきだ」とは言わないと思われるし、宜野座みたく周りに裏切られたという感は抱いて無い筈。
  2. その常守と比べると霜月の方が寧ろ濁りやすいからもしかしたらそっちが執行官になる線の方が可能性大かもしれない。特に友人を目の前で殺されたらそれこそ佐々山を殺された狡噛のような事態に陥りかねない。
  3. 狡噛は槙島と互いに似た存在である故互いに理解しあってる節もないことはなかったが果たして槙島の様な行動を起こすかはちょっと疑問が。寧ろ「エクスペンダブルズ2」のブッカーみたいな行動原理になるかもしれないかと。それに槙島は免罪体質者だけど狡噛は執行官堕ちしてしまってるくらいだからその点も異なる*1
  4. 狡噛の場合槙島と言う追う対象がいたけど宜野座の場合対象がいない。

等がありますし。他にも色々あるのでしょうが現時点ではもう挙がりません。

いずれにせよ虚淵氏ならどうにか出来そうな気がしますが第2弾や映画版は個人的に出ないんじゃって思います。

(5/6補足)
最終会の常守の説明が初回の宜野座のそれと一緒と言いましたが後で別の人のレビューを観たときに「ここにいるのは同じ人間だけどあなたとは違った対処法で云々」って言ってたのを思い出しました。
宜野座の場合「ここにいるのは同じ人間だとは思うな」と言ってたのでそれよりは状況がマシになったって事なんですね。まあその宜野座も執行官堕ちして吹っ切れましたが彼は果たしてこの先どういう活躍をするのやら。所謂「無能座」から脱却出来ると個人的には思いますが実際「縢がこの世にいないだろう」という推測も具体的じゃない物の当たってますからねえ。

狡噛については槙島同様本を持ってたのは気付いてましたがやっぱり免罪体質故の孤独感で動いていた槙島とは色々相違点もありますし彼のようにはならない気がします。ただ少なくとも今後槙島のように振る舞えるのは狡噛だけでしょうから彼同様傍観者じゃなくプレイヤーとして動く方を選択するでしょうしきっと一係と絡まなくてもシビュラの脅威に成る動きを見せる動きを見せてくれるかもと思います。

因みに常守は槙島の係数の動きと異なる事から非免罪体質者だと個人的に思ってます。もっともケースバイケースなだけかもしれないので免罪体質者なのかもしれませんが彼女の場合は単純にメンタルが強いとか物事を肯定的に受け止められるとか複合的要因があるのでしょう。ですが仮に免罪体質者だとしても友人を喪ってなお刑事であり続ける*2彼女なら槙島みたく負に向けるのではなく正に向ける使い方をする筈です*3
あと関係無しに常守に関しては「可愛くない」*4と言われてる物のそれでも自分のストライクゾーンに入ってます。

あとすいません、霜月は既に友人を喪って常守と同じ立場に立ってましたね…。しかも彼女の場合自分の所為で死なせてしまったという思いもありますし*5
それを考えると濁らないかもしれません。てかそう願いたいですが問題は彼女が常守同様シビュラの真相に辿り着くのだろうかが気になります。
ただとりあえず先程の狡噛と槙島が100%同じではないのと同様常守と霜月も100%一緒という訳ではないのでやはり道筋は異なり常守と同じような行程は歩まないだろうと思います。が、シビュラの真相に辿り着いて欲しい気もと。

なお第2弾or映画版ですが「あったらあったで見るしなかったらなかったで自分の頭の中で後日談を練る」感じなのでどっちでも良いですが多分続きは作らない方が良いでしょう。続きを作ったらこの作品の場合台無しになりかねないですし*6

とにかく、本広監督と虚淵さんと菅野さんとI.Gの4つで「これは観ない手はない!」と思って見始めましたが最終的にはまりました。
まあ見始めたと言ってもすぐに見たわけでなく2・3話が録れなかった事もあって観る気力が起きずその後2月に梅田で一夜明かしたその翌日に初回を見た後暫く間があいてからツタヤディスカスから届いた2話以降を次々と見てそこからは21話で追いついて後は最終回を放送の数日後に見てフィニッシュって感じだったのですがそれに関してはまた暇な時にでも書きます*7

それよりサイコパスラジオ24時も聴きたい…。と言ってもニコ動に上がってたのでそれで聴いてましたが最終回だけ音が途中から一気に後の方に飛んでしまって頓挫したので「ちゃんと借りて聴くべきだった」と後悔してます。やっぱまずいのでしょうか。
因みに感想ですが、正直本編と全く関係ねえwwwwwの一言につきますがあれはあれで面白くて楽しめたからいいぞもっとやれ感はありました。ただ本当に本編と全く関係ないので本編のノリを期待すると肩すかしどころじゃ済まないのでそう言うのを期待する人は悪い事は言わないから聴かない方が良いでしょう*8。素の関さんや野島さんの姿で良いという人なら聴いて損は無さそうですが責任は取れません。とりあえず

  1. 安定の下ネタ係数www*9
  2. 声優さんの演技の高さには本当に脱帽です。特に関さんや沢城さんは「そうかこの人高低使い分けできる人だったんだな」と*10
  3. 宣伝もある意味見所です。ただし宣伝そのものよりキャラ萌えの視点で楽しまないと「何処が宣伝だ」になりかねない。

色々端折りましたがまあそんな感じです。

*1:もっともそこは問題では無いけど。

*2:そこの所は「踊る」3作目の青島さんに通じる面があるかもと

*3:ただそれが必ずしも良いとは言えないかも知れない…。またその道理だと狡噛がもし免罪体質者だったらどっちに向くかわからない

*4:差し詰めあのおかっぱの所為でしょうか。歳の割に子供っぽく見えますし。とはいえ中の人は初回当時23歳だから声的には寧ろ世代は少し上の方という事に成りますが。

*5:まあ常守も友人を見殺しにしてしまったという思いは抱いてたので似たような物かもしれませんが

*6:余談ながらまどマギも同様なので今秋公開予定の映画新作は観るつもりである位ですが「やな予感がする」という思いと「でもやっぱ気になる」という思いが見事に交錯してます

*7:ついでにその関連で他の事もかくかもと

*8:ツタヤディスカスでも苦言のレビューがあったぐらいですし

*9:故に花澤香菜さんは二人から隔離されてます。尤も隔離しようがしなかろうが既に係数が高いとの声もありましたがそれでも関さんよりは遥かに低いでしょう

*10:ただ、前者はギャップの激しさ故に吹きましたがw